オーバーホールを強く薦めるピアノの可愛がり方

ピアノに愛着が沸いてくると少しでも長く使いと思うのが常だと思います。そうなってくると必然的に小まめなメンテナンスを行うようになると思いますが、特に私がお勧めしたいのは「オーバーホール」です。

オーバーホールは、その性質上、どうしてもお金が高額になってしまうメンテナンスですが、その値段だけの効果を発揮してくれるメンテナンスだと言えます。
理由は簡単で、弦の張替えをするついでに響板のケアもしてくれるということが大きな理由です。響板のケアは、どうしても大がかり作業となってしまうので、なかなか実施することが出来ません。
ですが、定期的に行うオーバーホールのときに合わせて行うことが出来るため、強くお勧めしたいわけです。

ともあれ、オーバーホールは、このようなケアだけではなく、音質に関してもやはり大きな威力を発揮するので、なんだか音がおかしくなってきたなと思ったら真っ先にすることをお勧めします。
もちろん調律だけでもよいですが、それでは、ピアノの痛みというものを細部まで調べることができません。ピアノに限らずですが、いいものを長く使いたいのであれば、その物の状況を詳しく把握することが重要です。

従って、オーバーホールは響板のケア以外にも、ピアノの状況が分かるための非常に重要な作業となるわけです。

量産型ピアノの弱点は「響板」にある

最近では、ピアノを製作する技術も向上し、それに比例して安価に購入できる流れになってきたという喜ばしい状況になっています。
ただし、安価には安価の理由というのがどうしてもあり、それがリスクになっているということも充分と理解をしたいところです。

今回は、そんな安価なピアノが抱えている問題点についてお話をしていきたいと思います。中古ピアノの購入時や、ピアノ査定に出すときの参考になれば幸いです。

ピアノは、基本的には「木」で作られていますが、高級ピアノと呼ばれるピアノは長年の歳月をかけて、元となる木を乾燥させたりし制作をしていきます。この手間暇が、高価な値段に繋がっている1つの要因です。
なので、この手間暇を短縮した木を使うのが安価なピアノになるわけです。具体的には「人工素材」と呼ばれ、ベースとなる木をボンドで引っ付けたものを使用します。
ただ、これでは音が非常に悪い為、弦を強くしたり、ハンマーを固くしたりとピアノに取って負荷の高い選択肢を取らざる得ない状況になってしまうというリスクもあるのです。

従って、安価なピアノは木材の出費を抑えた結果、ピアノに与える負荷が大きくなってしまい響板の痛みが早まってしまうというリスクがあるわけです。
安価な量産型のピアノを購入するときには、このことを充分に理解した上で購入したいところです。

具体的な「響板」の痛みとは?寿命を左右する響板

今回は具体的に「響板」が痛むということについて説明をしていきます。

簡単に言えば「へたりが出る(響板が沈下)」と、傷んだことになりピアノとしての性能を著しく低下させる要因となります。
さらに、修理をしようとすると大きな金額が必要なため新たに購入した方がよいと言われているため、このへたりが出た時点でピアノの寿命とされています。

へたりが出やすい状況というものがあります。それは、本ブログで再三に渡って記事にさせてもらった「湿度」です。基本的に「木」なので、湿度が一定に保たれていなと、どうしてもへたりが出やすくなってしまうのです。
そして、もう1つの理由として、ピアノの弦が非常に強い力を持っているということです。一般的に、この弦の張力は20トンと言われています。これだけでも、もの凄い過酷な楽器なんだなということが分かると思います。
従って、湿度が大きく変わるような環境に置かれ、かつ、この張力があれば痛んでしまうことは明白です。

さらに悪循環となってしまうのが「弦」です。へたりがあればあるほど、鍵盤を叩いたときの負荷は相当発生するため、弦が切れやすくなってしまいます。弦が切れれば「張力」が変わるため響板にも影響が出るのは必至です。

ともあれ、基本は響板なので、この響板が痛まないように気を付けることが大事ということに繋がってくるわけです。

除湿が大敵となるピアノのケアは除湿機が有効

ピアノの寿命を左右する湿気について色々と記事にさせていただきましたが、実際に湿気対策をするにはどうしたらいいのか?を説明していきたいと思います。

ピアノの設置場所によりますが、基本的には風通しがよい場所に置くのがベストで、出来るだけ自然に一定の湿度を保ちたいところです。
また、ピアノの適切な湿度は「45%~50%」と言われています。ただ、注意したいのは、ピアノメーカーによって適切な湿度というものが変わってきますので、各々のピアノでご確認ください。

そして、湿度のコントロール方法としては、部屋に湿度計を置き、窓の開け閉め、風通しの有無で小まめにコントロールするのがベストです。
ですが、正直、非常に面倒なので実現は非常に難しいかと思います。そこで、役立つのが「除湿機」です。
今の除湿機は非常に高性能のため、細かな湿度設定等が出来るので非常に便利です。かつ、値段も昔と比べればかなりリーズナブルに購入できるようになったので、少しでもピアノを長く利用するためにも投資しても問題はないと思います。

この湿気がひどいと、どれだけ調律しても直ぐに音に雑音が入ってしまったり、ずれてしまったりと直ぐにおかしくなってしまう場合もあります。
兎にも角にも、ピアノの設置場所には除湿機を置くなどして湿度対策を行うことを強くお勧めします。

ピアノの寿命はピアノの置く場所と強い関係性がある

「非常に使われるピアノは寿命が短い」と思っている方が大勢見えますが、実はそんなことはないのです。今回は、そんな誤解についてお話をしていきたいと思います。

確かに使えば使うほど、消耗品とよばれるパーツを変える頻度は高くなりますが、これぐらいであればピアノ自体の性能低下には直接関係がないことが多いのです。
むしろ、使えば使うほどピアノのパーツ同士のバランスがよくなり「慣らした」状態になるため、いい音になる可能性も秘めているぐらいです。ですので、ピアノという楽器は、ある程度、使ってやった方が良い場合があるのです。

では、ピアノの寿命を短くする要因とは何か?が気になると思うので、少しここで記載したいと思います。
それは「湿気」です。以前、ピアノのメンテナンス方法として湿気に気を付けることを記事にさせていただきましたが、まさにそれです。
響板が、ピアノの基礎になっているのですが、これが機能低下してしまうと、ピアノとしての機能を成し得なくなってしまいます。
そして、響板は湿気に非常に敏感なものなので、あまりにも湿気が多いような劣悪な場所にピアノを設置しておくと、いくら部品交換などのメンテナンスをしても寿命を縮めることになるので気を付けましょう。

ピアノとは「響板」が非常に重要な役割を果たしている

ピアノの寿命は「響板」で決まると言われています。もし、響板が大きく損傷してしまった場合、修理に出すと費用が非常に高くなってしまうため、新しく買い替えた方がよいと言われているからです。
高額になってしまう理由は、ピアノの土台、基礎と言っても過言ではないパーツのため、これを変えるとなると多くの部品をばらして、調整して組み立てるという非常に手間のかかる作業になってしまうわけです。
しかも、ピアノという楽器は、非常にデリケートなものなので、ちょっとした変化で全く性質が異なる音になってしまうので、響板を変えた場合は、別のピアノになると覚悟を決めるしかありません。
ということで、よっぽどそのピアノにこだわりが無ければ、買い替えた方がよいということに繋がってくるわけです。

さて、そんな響板ですが、中古ピアノを購入するときにも注意したパーツになります。既に痛み始めていたら当然、避けるのがベストです。
これは、大前提のチェック項目で、どれだけ気にったピアノであっても、個人的な意見ですが手を出さない方がよいと思います。
これは、この中古ピアノを購入し、さらにピアノ査定に出すときにも影響してくるからです。響板が痛んでいれば当然、査定額は下がってしまいます。

従って、まずピアノというものは「響板」が大事ということを理解してピアノの購買をすることをお勧めします。

高級手作りピアノは全く同じものを作れない

スタンウェイなどの一流の職人たちが作るピアノに、やはり個性と言うものが出てきます。そういった個性を楽しむのも、また違ったピアノの楽しみ方だと思います。
こういった高級のピアノと呼ばれるものは、長い年月をかけて製作するので、その年々、月々、日々とちょっとした機構の変化や、職人さんの体調等があり、いくら同じ型のピアノと言っても「個性」が出てくるのです。

さて、ブランドメーカーが提供する高級ピアノには、冒頭で書いたように個性というものが出るわけですが、この個性が良い方向に向かえば最高傑作のピアノになり得ます。
逆に、悪い方向に向かう場合もあるので、これは注意しないといけない点です。正直、この悪い個性を見破るのは非常に難しいので、初心者の方には非常に辛いかもしれません。
兎にも角にも、自分自身にもピアノの知識を最低限身に付けて購入するようにしましょう。可能であれば、ピアノに詳しい方、耳のいい方、音に対する感性が豊かな方と一緒に実物を見て個性を見極めるがいいかと思います。

他に注意したい点は、音の質についてです。音は「調律」で意外と何とかなってしまうことが多いので、音の質より、音に違和感が無いか感じるようにしたいところです。
難しいハードルですが、それだけ慎重にならないといけないのが高級ピアノの1つの面白味というものなので頑張って知識を身に付けましょう。

ヨーロッパのピアノメーカーは「ペトロフ」もお勧め

以前からヨーロッパ系のピアノを色々な理由でお勧めしていますが、今回もそんなお勧めのメーカーの1つを紹介していきたいと思います。

注目が増してきた「ペトロフ」です。
時代の流れがあるので、ユーロ安円高の昨今の日本であれば、強くお勧めする理由の1つになり得ますが、他にも理由があります。
ペトロフピアノはチェコ製で1864年創業という非常に長い歴史を持ったメーカーです。従って、それだけ信頼度が高く、いい音色を出してくれるという何よりの証拠です。
値段は円高が無ければ少々高いなのですが、それでもコストパフォーマンスは非常によいピアノだと思います。
信頼度が高いということは、品質が高いということも言えます。とにかく丁寧な作りが売りで丈夫で長持ちをしてくれるのです。一生涯のお付き合いがすることが出来るピアノとも言ってよいかと私は考えています。

また、ピアノに限らず、海外製はメンテナンスしにくいと言うレッテルが貼られがちですが、このピアノは日本でも部品を始めとし色々なものやサービスが充実しているので心配はありません。

ともあれ、ペトロフピアノを購入した後に、不要となったときでもピアノ査定を出せば、それなりの査定結果も出るはずです。
それほど、しっかりとしたピアノで人気が高いからです。ヨーロッパ製ピアノでお勧めしたいメーカーの1つとなっています。

ヨーロッパのピアノメーカーは「ペトロフ」もお勧め

以前からヨーロッパ系のピアノを色々な理由でお勧めしていますが、今回もそんなお勧めのメーカーの1つを紹介していきたいと思います。

注目が増してきた「ペトロフ」です。
時代の流れがあるので、ユーロ安円高の昨今の日本であれば、強くお勧めする理由の1つになり得ますが、他にも理由があります。
ペトロフピアノはチェコ製で1864年創業という非常に長い歴史を持ったメーカーです。従って、それだけ信頼度が高く、いい音色を出してくれるという何よりの証拠です。
値段は円高が無ければ少々高いなのですが、それでもコストパフォーマンスは非常によいピアノだと思います。
信頼度が高いということは、品質が高いということも言えます。とにかく丁寧な作りが売りで丈夫で長持ちをしてくれるのです。一生涯のお付き合いがすることが出来るピアノとも言ってよいかと私は考えています。

また、ピアノに限らず、海外製はメンテナンスしにくいと言うレッテルが貼られがちですが、このピアノは日本でも部品を始めとし色々なものやサービスが充実しているので心配はありません。

ともあれ、ペトロフピアノを購入した後に、不要となったときでもピアノ査定を出せば、それなりの査定結果も出るはずです。
それほど、しっかりとしたピアノで人気が高いからです。ヨーロッパ製ピアノでお勧めしたいメーカーの1つとなっています。

ヨーロッパのピアノメーカーも不況に喘いでいる

不況を迎えているのは日本だけではなく、特にヨーロッパ地域も非常に深刻な状況になっているのは既にご存知だと思います。そして、例外なくヨーロッパのピアノメーカーも苦しい状況になっています。

ヨーロッパのピアノと言えば、各メーカーがしのぎを削って品質を良い物を作っています。さらに、個々の特性が強く出ているので、人気が高い要因にもなっているわけです。
ですが、こういったピアノを作るには、やはり「お金」が掛かってしまうものです。この不況の波に耐えることが出来ずにやむなく生産が出来なくなってしまったメーカーがあるのも寂しいですが事実です。
そこで、何とかこの状況を打開しようと取った対応は「ピアノ生産の合理化」。非常に有効な対応だと思いますが、元来の魅力である「個性」というものがなくなってしまうというデメリットもついてしまいました。

従って、最近のヨーロッパ製のピアノは比較的、音の特徴がない量産型のピアノになってしまってきました。もちろん老舗メーカー等、まだまだ頑張っているので一概には言えませんので全部が全部、こういった状況というわけではありません。
こういった理由により、少し前の特徴あるヨーロッパ製のピアノというものは、さらに価値が上がっていく可能性があります。
ピアノ査定を出す際には、こういった情報もアンテナを高くして注意しておきたいところです。