間違えを無くしたい電子ピアノの防音対策

電子ピアノの大きなメリットとして、よく挙げられるのが「防音対策が出来る」ということです。ヘッドフォンを付けて弾くことが出来るので、確かに防音対策は完璧な楽器だと言えます。

さて、今回はこの防音対策について、改めて考えていきたいと思います。
電子ピアノを利用するさいに、目的が趣味程度で自分自身が楽しめればよいという方であれば、このヘッドフォンを付けるだけの防音対策で全く問題ありません。この大きなメリットを最大限に活用していると言えるでしょう。
ただ、将来的にプロピアニストとして生活をしていくという可能性を残したいのであれば、ヘッドフォンの防音対策だけでは、あまりよろしくありません。
ここで、何度も取り上げていますが、将来的にピアニストとしてという意識があるのであれば、グランドピアノが一番で、次点にアップライトピアノ、それでも厳しいと言う方が泣く泣く購入するのが電子ピアノという位置づけです。
ですので、電子ピアノと格下げしてしまっても、前回の記事で紹介したように、少しでも「ピアノの音を身体で聴いておきたい」というのが本音です。
従って、ヘッドフォンの防音対策では「耳で聴く」ということになってしまいます。もちろん、深夜などに練習する際にはヘッドフォンが一番良いと言うのは変わりありません。
あくまで、音が出せる時間帯での防音対策の話になります。これも前回の記事で紹介させてもらいましたが、今、電子ピアノは工夫を工夫を重ねているため、身体で音を聴けるような状況になってきています。
せっかく、このような工夫してくれているのに、ヘッドフォンで聴いてしまっては、この電子ピアノの性能を十二分に発揮していません。

こういった理由から、私は電子ピアノの場合も防音対策を考えることを強くお勧めします。将来を考えるのであれば、なおさらです。
電子ピアノでは限界があるので、いずれはアップライトピアノ、さらにはグランドピアノのようにステップアップをしていかなければいけないので、先行して防音対策をするのも1つの手です。
どのような家庭環境になるのか、住むところがどうなるのか、と、色々な不確定要素が多い世の中のため、なかなか勇気のいることですが、将来のためにと考えて天秤に掛けてみてください。

ともあれ、電子ピアノも本当に素晴らしい性能を持っています。泣く泣くの購入かもしれませんが、せっかなので、その電子ピアノの性能を十二分に発揮できるような使用の仕方をしたいものです。

ピアノの音の性質が電子ピアノを苦しめる

今回からは電子ピアノについてお話をしていきたいと思います。本サイトでは、電子ピアノをあまり推奨していない方向での話が多かったのですが、電子ピアノには電子ピアノの良いところが沢山あります。そういった面も含めて基本的なことから、マニアックなところまで、様々な観点からお話をしていきたいと思います。

今回は、電子ピアノが苦しんでいる「ピアノの音」についてです。
ピアノの音というものは、よく「身体で聴く」という表現を用いられます。言葉通りの意味で、ピアノの音というものは、耳だけで聴いていては、本当のピアノの音を聴いていないのです。
ピアノが音を出す仕組みは、何度か紹介してきましたが、改めて記載させていただきます。端的に言ってしまえば「響板」が、弦から貰った振動を増幅して周りに音を出しています。
もっというのであれば、基本的には「響板」の振動ですが、コンサートホールなどの会場は、響板だけではなく、床、壁、天井を反射して、さらなる素晴らしい音を作り出しているのです。
アップライトピアノでも、ここまでの素晴らしい音を出すのは難しいのですが、電子ピアノも然りです。この響板を伝わってくる振動が波及していく様が、電子ピアノのスピーカーでの技術では難しいのです。

これが、電子ピアノが敬遠されてしまう所以の1つの理由ですが、最近では、高級電子ピアノと呼ばれる20万円以上もする商品であれば、響板のような音を出すために、後部にスピーカーを付けたりと色々な工夫がなされています。
それでも、やはり比べてしまうと見劣りはしてしまいますが、以前に比べて断然、良い音になっていると言われています。
電子ピアノは、確かに「まだまだ」の面はあります。認めざる得ないのですが、一方、物凄い勢いでの技術革新のおかげで、デメリットとされている部分をカバーしてきたのも事実です。

私が言いたいのは、まだまだ本物のグランドピアノのような「身体で聴く素晴らしい音」というものは出せないですが、その可能性は十二分にあるということです。
技術者たちの飽くなき挑戦が、伸び白が大きくしているのだと思っています。ですので、何年先かは分かりませんが、いつかはグランドピアノと同等レベル、もしかしたら、それ以上の素晴らしい音を奏でてくれるかもしれません。
そういった夢があるのが、電子ピアノの1つの魅力だと私は考えて居ます。いつか、本当に素晴らしい音というもの電子ピアノでも聴いてみたいと、つくづく感じています。

グランドピアノとアップライトピアノの違い(音の違い)

記事タイトルの通り、今回はグランドピアノとアップライトピアノの違いということで「音の違い」に関して焦点を当てて説明していきます。
そもそも、構造が違うので音の違いがあるというのは、変えがたい事実なので、今さら説明する必要はないと思われる方も見えるかと思います。
ですが、その特性上、何故グランドピアノがピアノ購入のときに好まれるのか?ということや、プロピアニストを目指すのであれば、グランドピアノでの練習は必須などの理由を垣間見ることが出来るので、ご一読して頂けると幸いです。

グランドピアノもアップライトピアノも共通して言えるのは「響板」と呼ばれるパーツが振動して音を伝えている仕組みになります。
ただ、この響板の設置の仕方が違うため、音の質というものが全く異なってきます。特にグランドピアノの場合は、弾き手の人間は、上蓋を上げることにより「直」に「生の音」を聴くことが出来ます。要は、響板を介さなくても直で音が聴けるということです。
一方、アップライトピアノの場合、このように上蓋を開けて直に生音を聴くということが出来ません。構造上、どうしても響板を介しての音になります。
実は、この音の違いというのは、弾き手にとってしてみると非常に大きな違いになるのです。ある程度のレベルに達してくると、音の質というものの違いが分かってくるようになります。
従って、生音と響板を介した音の違いというのは、自分の演奏している音質というものが違って聞こえる場合もあるのです。この「ズレ」というものは、プロを目指す以上、やはり生音に慣れた耳を養うことが大事なので、グランドピアノが推奨される理由がここにも隠されているわけです。

何回か分けて、グランドピアノとアップライトピアノの違いについて詳細を記事にしてきました。やはり結論は「グランドピアノ」というのが第一候補ということが理解できたと思います。
ですので、将来、子供なり自分自身がプロピアニストを目指すのであれば、もしグランドピアノ以外のものを使用していたら、どこかのタイミングでグランドピアノに変更したいところです。
その「どこかのタイミング」というものは人それぞれなので、一概にも「いつ」というのは明示できませんが、1つだけ言えるのは「早ければ早い方がよい」ということです。
ただし、以前と比べ、アップライトピアノの性能というものは飛躍的に伸びているのも事実です。従って、以前よりもグランドピアノに移行する時期も猶予が出てきていることも、また事実です。

グランドピアノとアップライトピアノの違い(弦の長さ)

弦を利用した楽器は、その弦の材質をはじめ、長さや太さ、そして弦を弾くものによって奏でる音が変わってきます。これは、至極当然のことで、ピアノにも言えることです。
さて、グランドピアノとアップライトピアノの違いについて記事にしてきましたが、今回は弦についての違いを記載しいきます。
ピアノ購入に迷ったとき、グランドピアノが推奨されるのは、くどいぐらい紹介してきました。ここでも、この弦の違いでグランドピアノが良いとされる理由があるので、迷っている方、アップライトピアノからグランドピアノに中古ピアノでも良いので購入を考えている方などの参考になればと思います。

まず、弦の張り方について違いがあります。グランドピアノは「水平」に張られます。対して、アップライトピアノは「垂直」に張られることになります。
お互いのピアノの外観を見れば一目瞭然のことなのですが、ただ「水平」「垂直」だけで音の質が変わってくるのか?とピアノ初心者の方ですと、そこまで考えは及びません。もちろん、ピアノの深さを知るには時間が掛かるので致し方がないのですが、垂直と水平になるとどういう違いが出てくるか?は知っておくべきことだと考えます。
では、その違いはというと「音の方向」が変わります。これも当然と言えば当然ですが、音が鳴る方向が違うだけで、音質というのが変わるのも事実で、そしてこれが大きな違いになるのがピアノという楽器なのです。

更には、弦の長さによっても大きな違いが出てきます。コンサート会場にあるような大型のグランドピアノは、やはり大型と言われるだけあって、奥行きが非常に深いです。イコール、弦が長いということを意味します。
弦が長ければ長いほど、大きな音が出るので、コンサートのような大きな会場で最大限の威力を発揮することになります。そして、この長さが音の表現力を高めるため、音の幅というのが大きくなるわけです。
さて、そうしたらアップライトピアノも背の高いものを利用すれば、同じことが言える。と、思われるかもしれません。確かに、そういった部分もありますが、違う部分もあります。
アップライトピアノは音を出すための構造が非常に複雑なため、弦を長くすればしたほど、グランドピアノのような表現力が単純にアップするわけではありません。グランドピアノよりも「バランス」というものが大切になるため、そう簡単にはいかないのです。
ですので、どうしても「音の表現力」というのが劣ってしまい、将来的には「幅の狭い音の表現力」しか出せないピアニストになってしまう可能性があるのです。

グランドピアノとアップライトピアノの違い(鍵盤のタッチ感)

前回の記事では、鍵盤の長さの違いから、グランドピアノの方が音の表現力が異なるという旨を記事にさせていただきました。
今回も鍵盤に関する違いになってきますが、また前回とは違いアップライトピアノの特徴と、グランドピアノの特徴が分かると思います。
更には、その違いから、何故グランドピアノが推奨されるのかも、少しは見えてくるかと思いますので、ぜひご一読していただければと思います。

当然のことなのですが、アップライトピアノとグランドピアノでは鍵盤の構造が全く違います。この違いが大きな差を生んでしまっているのです。
これは、アップライトピアノが作られた目的がグランドピアノと異なるため致し方がないのです。

さて、具体的にどのように構造が異なるかと言いますと、グランドピアノは重力を駆使して鍵盤を叩いてハンマーを動かしています。
ですので、非常に「自然」な戻りをするため、鍵盤を叩いたときには、その自然さが、上手く音に乗って表現できるのです。
対してアップライトピアノの場合は、重力ではハンマーが戻ってこないため、バネを使用しています。バネの反発力によってハンマーを操作しているため、どうしても機械的な音になってしまいます。
このバネが音の強弱を出すのも難しくしているのと、一昔前のアップライトピアノでは、連続して同じ音を鳴らすということに対して
非常に苦手意識があるのもデメリットの1つでした。とりあえず、今では技術発展があったため、この辺りのデメリットは解消はされていますが、やはりグランドピアノと比べると見劣りしてしまうのは否めません。

ただ、アップライトピアノにも、この鍵盤のタッチ感に対しては希望はあります。
簡単に言ってしまえば、技術に天井は無いということです。先に書いた通り、バネを利用している為、どうしても機械的な音のようなイメージになってしまう。これ以上は無理だ。と、言われ続けてきました。
ですが、バネを工夫することや、その周りのパーツ類も工夫することにより、色々なデメリットを解消してきたのも事実です。
今後も、このような技術革新が続きば、いつかはアップライトピアノもグランドピアノ並みの生の音が出せるようになるかもしれません。

ですので、アップライトピアノというものは、まだまだ発展途中ということです。
まだまだピアノ購入に迷ったらグランドピアノを強く推しますが、そのうち「安さで断然アップライトピアノのため」のような表現で、購入をお勧めするようになるかもしれません。