ちらりとみたピアノ・3

そのピアノはもう主がいなくなってから十数年経過してもなを私の部屋の真ん中にある。
実家にかえると自分の部屋にはピアノ教書があり、いつもぱらぱらと捲るが、10本の指はもう動かん。左手ばかり酷使するヴァイオリンでうすから、あとは右手は弓をもつ。
そしてハノンをみた瞬間に閉じる。最後の和音が嫌いだった。指がとまる。もちろんヴァイオイリンにも和音がありますよ。それは普通に弾けるのだけどね。教書を見るたびに、先生の顔が浮かぶ。お姉さん先生だったなぁ。まだ若い先生だったよ。でも音大は出てるんだよね。すごいな音大。ピアノ科か。どこの学校をでたんだろう。札幌なら大谷か、芸大は無理でしょう。たぶん大谷あたりだとおもう。で卒業して、先生になったのだと思う。当時はインターネットというものがないので、口コミでしか先生を探させなかった。 幼稚園の頃はピアノを習いたいと行ったにもかかわらず、連れて行ってくれなかったんだよね。習うのはピアノではなくてオルガンだった。それはピアノではなーい。私は黒光りするピアノが弾きたいの!
この頃より少しはドレミファソラシドは弾けたんだけどね。なんやかんや言いながらも頑張って音楽を忘れない様にしているじゃないか、すごいな私。今のとろこはピアノを平行してやる気はないので無理。楽器店でみたのは電子ピアノがメインが結構おおい所だっのです、ヴァイオリンピースを欲しく言ったのですがね。