ちらりと見たピアノ・2

うちの家族で音楽が出来るは私だけで、父親も母親も姉も楽譜は読めない。
音楽には疎い家族だったので、9年前から続いているヴァイオリンもいつか辞めるだろうと思っていたが、辞めないので不思議がっていた。仕事じゃ転職を転々としていて、落ち着かないというのに、小学校の時はリコーダーとか合唱クラブとかに入って文化系もしていたし、バスケもしていたし、高校は帰宅部のピアノを習っていたので、家についたらひたすらピアノばかり弾いていて、ハノンにく苦労させられた、そんな感じで高校生は将来なにをしたいかという目標も持たずに、のほほんと暮していて、いまじゃ国家資格のライセンスまでもっているのだから、人生なにがどうなるか分らない。ピアノとの相性が合えばたぶん、今でも電子ピアノを買って、住んでいる所で鳴らしていたと思う。が、相性が今ひとつで上達したという記憶が鮮明じゃないので、ん、やっぱり相性今ひとつだ。嫌いじゃないけどね。だから楽器店でピアノをみると妙に懐かしい感じがするが、ヴァイオリンの先生のとこにもピアノがあるので、懐かしいところじゃない。ピアノは正確だからピアノの音から外れたら一発で怒られる。 ピアノは怒られた事はないんだけどね。怒られながら今好きな曲をやらせて貰えるように上達したのですよ。望む曲はみなロマンティックな曲ばかり。ピアノももうちょっと上達すれば、今の状況になれたのかも知れない。