楽器店へいくとかならずおいてあるのは電子ピアノだ。
今でこそキーを叩く感触は、ピアノとよく似ているが、実際にはやはり
本物ピアノの方が断然音色がいい。
とはいえ、ピアノをこれからはじめようとする人にとっては、
大きなピアノを買うのは重いし、弦はきちんと調弦しなければならないので、
手間暇かけて、やらなければならない。
しかしメリットがあるのならば、長く続けるならば、電子ピアノよりも
調弦が必要なピアノの方がいいと思う。しかし、買い取りとなると別の問題だ。
大きいし重いし、傷がつけばそれなりの値段でしか取引されないとなると、
ここで大きく唸ってしまう。
電子ピアノの方が楽なのではないか?
電子ピアノならば、簡単に買い取りもできるともうだろうし、調弦をする
事もない。
なによりも、調弦されなければ、ピアノは音が鳴ってはくれないし、
他の楽器と比べると、ピアノの『ラ』の事が1番重要なのです。
他の弦楽器もそうだが、基本はピアノの「ラ」を1番に合わせて、
自分の楽器を調弦するのである。
果たして、電子ピアノはそれが出来るのだろうか?
買い取りなどの移動費や調弦費用などを考えてみる、電子ピアノの方が楽だ。
ただし、電子ピアノの音がきちんと人の手と耳で確認する黒鍵ピアノと
機械的に調弦された「ラ」の音である。
人の耳がどこまで満足できるのあろうか?
売りたいが、売れるのだろうか。黒鍵ピアノの行く末は多難に満ちている。
中古の電子ピアノ。それぞれの思惑で奏でるのはどちら?