天が何物も与えても

先日、かの有名なバークレーにピアノの実力で入学が出来たものの、彼氏と一緒に居たいという理由から東京芸大に入った女性とカラオケに行く機会がありまして、そりゃあもうビックリしました。歌の上手さが尋常じゃない。てっきりピアノが上手いだけの人かと思ってたら、完全に度肝を抜かれましたね。あんなに魂のこもった魂のルフランは聞いた事ないですね。でも、せっかく若くてキレイで歌もピアノも超絶なのに、いかんせん正確に難がある。もったいない。天は二物を与えずとは言いますが、4物も5物もあるのにたって一つのウィークポイントをせいで一般的には全て台無しの評価を受けていると思うと、まるで自分事のように残念な気持ちになります。

こういう変わった性格だからこそ成し得た数々の偉業なのに、他人の評価はそう捉えないことの方が圧倒的に多いと思います。私もそうですが、人とうまく関われなかってり、空気が読めなかったり、自由奔放過ぎたり、ちょっとした精神障害みたいなレッテルを貼られるような人間だからこそ、他人には真似の出来ない特殊な能力というか才能が芽生えるんだと思います。それが社会的に評価され、価値を売買される人間以外は大体異常者ですから、人間社会とはいかに世知辛い事か。まあ本人らにとってみれば、そんな他人の目すらどうでもいいことなんですけどね。もっともっと他人を気にすることなく生きていきたいです。孤独こそ最高。