小さい頃と大人になってからとでは、価値観というかカッコイイとされる評価が逆になってる事が多々あります。当時、虫に詳しいヤツって周りから羨望の眼差しを浴びていて、完全にヒーローでした。「虫博士」とか称号をもらえて、いつも人気者。それなのに大人になっても趣味で虫を採集している人って、一般の女の子からはむしろ軽く引かれる風潮にあります。「なんか根暗で気持ち悪い」等と不名誉な称号を与えられ、「あいつ虫の話しかしないし、なんかカブトムシのニオイがする」と言われ、合コンにも誘ってもらえません。
それの逆で、ピアノを習ってる男子があります。当時は、「ピアノなんて女子が弾くモンだぜ気持ちわりー。」とか言われ、コンクールで白タイツなんか履こうものなら、クラスの男子に大爆笑されてしまいます。しかしどうでしょう。大人になった今、ピアノが弾けるとなるとそれだけで女の子から一目置かれます。弾いてもいないのに、なんか雰囲気がカッコイイとまで言われ、合コンでもモテモテです。
昔友達にバカにされてたピアノ男子たちは、今こそ逆襲出来る立場に立ったわけです。失意の底でピアノ買取業者に電話をかけようとしている貴方、女の子の前でバッチリ演奏出来るように、練習の為取っておくのも悪くはないんじゃないでしょうか。その技術は、いつの日か必ずや日の目を見ることでしょう。来るべきその時に備えて、爪を研いでおいて下さい。