ピアノをジャック

ピアノジャックという二人組のユニットが最近人気ですよね。真剣にピアノをやっている人たちの耳にはどう聞こえるのかは別にして、広く一般の方たちに分かりやすくカッコイイ感じで伝わりそうですよね。曲やパフォーマンスや方法で、クラシカルな楽器もポップな印象になるんですから、音楽ってまだまだ可能性があるんですね。

カホンとの組み合わせの妙ってヤツですかね。リズム隊とか何もない状態で単に速いテンポで弾いても、相当実力やリズム感がない限りのっぺりした単調な練習曲に聞こえてしまいそうだし、変に電気的な音を重ねたとしたら、パワーの差でピアノの表情が消えてしまいそうですよね。

どういう経緯で二人が組んだのかは分からないですが、主役になりそうにない二人が揃ったら新しい境地が生まれて、同じ音楽をやってる人間にとっては羨ましいかぎりです。私なんかは完全にバンドのグルーブ感が好きなので、ピアノとか軽い音色の音はあくまでも上モノとして、グルーブの中心には据えられない古い感覚の人間です。

ディープ・パープル辺りの、オルガンとリズム隊とギターが緊張感を持ってお互いの出方を感じて音を当てていく感じが好みですね。まぁ全然世代ではないんですが。

今、誰もやっていないような楽器の使い方で音楽を作っているので、いつの日か日の目を見る機会を得られたなら、それは嬉しい限りです。そうなるように働きながらも時間を作って頑張っています。