活動の変化

最近は主にパソコンを使って作曲をしているので、生楽器を弾くことはほとんど無くなりました。世の中の流れなので、そういう方ってこれからもどんどん増えていくでしょうね。

しかも最近のソフトの音源ときたら、とんでもない高音質。だって一流のプロミュージシャンが素晴らしい設備のスタジオと集音器機を使って最高クラスの楽器で弾いた音をそのままパッケージしてますからね。DTMを嗜む者にとってみたら、こんなに好都合な事ってないわけで。

だから当然生楽器が不要になってくる。ライブとかするんだったら話は別なんですが、鍵盤系の楽器なんてよっぽど良い状態でグランドピアノとかを弾かない限りは特にニュアンスが出にくいですから。家に眠ってるピアノ査定に出しても問題なさそうです。

でも練習の為に残しておこうか迷います。なんたってDTM用のMIDI鍵盤がペラッペラで、ホントにただ入力するだけのコントローラーでしかないから。でもパソコン内部ではとんでもなく名プレーヤーのような音色を奏でてるんですけどね。

世の中がこのままどんどん進んでいったら、調律師とか職人とかがやっぱり減っていくんでしょうかね。必ず必要な職業なんでしょうけど、絶対数の問題でどうしても減ると思われ。寂しいけれど自分もその恩恵に預かっているわけで。

音楽で大儲け出来た人たちは、責任を持って時代の名工たちの作品を一人100台買うとかした方が良いですよね。先人たちに敬意を払って。