新品ピアノと中古ピアノ。どちらを買うべきか?

ピアノを購入する際に非常に悩む、中古ピアノにするのか?新品のピアノにするのか?という永遠の題材があります。
私的な意見ですが、言わせてもらうと私は断然新品ピアノを選択します。もちろん、根拠がありますが、注意して欲しい点は、中古ピアノが悪いという根拠からではありません。
中古ピアノには中古ピアノの良さというものがあるので、その良さにマッチすれば、中古ピアノを選ぶことに何ら問題はありません。

さて、その根拠の前に、もし中古ピアノを購入するのであれば1つお勧めしたいのがあります。かなり限定的になってしまいますが、ヤマハ、またはカワイのアップライトピアノ、かつ色は黒でオッケーだよというのであれば強くお勧めしたいです。
理由は、一時期、この黒色のアップライトピアノは非常に売れたときがありました。これが、25年~30年前ぐらいの話です。
しかも、購入しただけで、特に使用せずに不要となったという、まさに宝の持ち腐れ状態のピアノが多く居るのです。
なので、このように比較的に保管状態が良いものが中古ピアノの市場に多く出回っているのです。従って、比較的ですが安価に黒色のアップライトピアノを手にすることが出来るためです。
さらに、不要となった場合も、少し長めの使用期間であれば、そう損はしないほどの値段を査定で付けてくれる可能性があります。

それ以外の場合は、私は新品ピアノをお勧めしたいところです。ただし条件があります。きっちりとメンテナンスをすることです。
どのピアノもそうですが、今の中古ピアノ業界というものは、さほど値崩れせずに査定額を提示してくれます。本ブログでも再三に渡って記載していますが、ちょっとしたキズであれば問題ありません。
ただし、響板が劣化しているという致命的なものになると、下手をすると買い取ってくれません。何が言いたいかと言いますと、将来的に中古ピアノとして売るのであれば新品ピアノを買ったとしても、査定額でそれなりに戻ってくるから新品ピアノの方が良いということです。
特にスタンウェイのような高級ピアノを購入するのであれば、なおさらです。少々安いからと言って、中古ピアノを購入し、使用しいざ売ろうとしたときに寿命が来てしまっては元も子もありません。
スタンウェイの場合は、それでもアンティークとしての道が残されていますが、あまり期待はしない方がよいと思います。

こういった理由から、少々安いというだけで中古ピアノを購入するのと新品ピアノで少々高いけど売ることを考えれば、将来的にいいかもしれない。という見解で私は新品ピアノを購入して中古ピアノ市場に回すという方法がよいと思っています。