いくらスタンウェイでも寿命と言う限界がある

スタンウェイの品質の高さは誰もが認めるところではありますが、やはり、どれだけ丁寧にメンテナンスをしても品質を維持できる限界というものがあります。
ただし、他の大量生産されているようなピアノと比べれば断然、寿命が長いのは、さすがスタンウェイというところでもあります。

さて、そのスタンウェイのピアノの楽器としての寿命はどれくらいのものなのか?ということが気になるかと思います。
メンテナンスの度合いにもよりますが、大体が人間と同じぐらいと言われています。
非常に曖昧な答えになってしまいますが、下記にも書きますが、本当に使う人の価値観や状況で全く変わってくるので一概には言えません。ただ、一般的には人間と同じぐらいと言われているということです。

さて、ピアノも年を重ねれば重ねるほど、あちこちに不具合が出るのも事実なので、それをどこまで修復するのか?でも寿命は大きく変わってきます。
スタンウェイというピアノは非常にデリケートな楽器で、全ての部品のバランスがあってこその音質なので、自身の好みの音質を維持するためには、それは本当に大変な労力と資金力が必要となります。
調律で維持できるぐらいであれば、問題はないのですが響板まで変えないといけないとなった場合は、大きく音質のバランスが変化します。これは致し方ないもので、これを「寿命」とするかでまた大きく変わってくるわけです。