電子ピアノの場合もペダルは3本が推奨

アップライトピアノ・グランドピアノの種類に限らず、ピアノには足元に「ペダル」が付いています。もちろん、電子ピアノにもペダルがついています。
そんな電子ピアノを購入しようと、お店に足を運んだとき、気付くかと思いますが、このペダルにも色々な種類があり、2本だったりと各々違うのです。
さて、こういった場合、ペダルという存在はどのような影響を及ぼすのか?どのペダルの種類の電子ピアノを購入するべきなのか?が気になるところだと思いますので、説明していきます。

まず、結論ですが、間違いなく3本ペダルの電子ピアノを購入することを強くお勧めします。多少、高くなってしまう程度の値段差であれば、迷わず3本ペダルを選択で問題ありません。
理由は、大きく2つあり、1つ目が「アコースティックピアノと同じにする」ということと、2つ目が「中古ピアノとしてピアノ査定に出した時に有利になる」と、いうことです。

まず、アコースティックピアノと同じにするということですが、電子ピアノという商品コンセプトの根底は「アコースティックピアノに似せる」ということになります。
ですので、将来、本格的にピアノを弾こうと思っている方、もちろん、既に本格的にピアノを弾いていて練習用に購入した方は特に3本ペダルでないと違和感を感じることになり練習になりません。
ピアノという楽器の幅を広げるためには、やはり、このような3本ペダルは必須機能になるわけです。

もう1つの「査定時に有利になる」についてですが、以前に、電子ピアノが中古ピアノとして査定に出したときには、査定額がこぞって低くなってしまうという旨を記載しました。
ただ、その低くなる中でも、少しでも高く売れるのが、この3本ペダルになるわけです。中古電子ピアノの市場でも、やはりアコースティックピアノにより近い形の電子ピアノが求められるため、当然と言えば当然の流れになるわけです。

そして、購入時には必ずペダルの踏み心地もしっかりと確認しておきましょう。先回の記事で紹介したような「タッチ感」と同じことが、ペダルにも言えるのです。
各々の好みの重さや、本番で使用しているアコースティックピアノと似ているペダルの踏み心地など、選び方は色々あるかと思いますが、たまに軽すぎたり、逆に重すぎたり、弾き心地が悪くなってしまうもの存在します。
意外にないがしろにされてしまう部分ではあるので、購入時にはしっかりと見極めて電子ピアノを選んでほしいと思っています。