電子ピアノ購入・売却時は88鍵がやはり有利

ピアノの鍵盤は88鍵あります。電子ピアノにも当然、同じ数だけの鍵が存在します。ただ、その他にも61鍵というキーボードのような電子ピアノも存在します。
では、この違いは何なのか?ということが気になるかと思いますので、少々、お話していきたいと思います。

結論から言えば、やはりピアノのような88鍵の方がメリットは多いです。
当然と言えば、当然ですが、88鍵の方が61鍵のものと比べると値段が高くなります。また横幅も広がるため、サイズも一回り大きくなってしまいます。
ですが、デメリットはこれぐらいです。価値観の問題かもしれませんが、このデメリットで挙げている値段の差というものは、さほど大きいものではありません。
将来的に、グランドピアノを弾きたいと思っている方であれば、この値段差は「ない」ものと考えた方がよいぐらいです。
もちろん、趣味で遊び程度という方であれば、1円でも安くという意識が強いかと思うので、61鍵を選ぶのも全く問題はありません。言いたいのは、アコースティックピアノと共存して練習をするのであればという前提のもと値段差は無いに等しいと言いたいのです。
ただ、こういった方が電子ピアノを購入すると考える場合は、中には「アコースティックピアノだと置く場所が確保できない」という理由の方も見えるのも事実です。
ですので、この88鍵と61鍵のサイズ差というものは、好みうんぬんより、現実問題61鍵しか置けないという場合は、どうしようもないです。
ともあれ、本物志向を重視した選び方であれば、88鍵一択です。

さらに、88鍵の場合は、ピアノ査定の時にも有利に働きます。電子ピアノ自体のピアノ査定はがっかりすることが多いのですが、それを少しでも抑えるためには88鍵の方が断然有利です。
このことからも、中古で電子ピアノを購入を考えて居る方というのも、やはり88鍵のものを欲しているということを意味します。ですので、購入者側の比率も圧倒的に88鍵が多いと言えます。

上記のような理由から「88鍵」をお勧めしたいわけです。
さらに、もし長く使うのであれば、なおさら88鍵の方がよいです。理由は、長く使えば使うほど、ピアノの腕前は上がっていきます。
上がっていくと、難易度の高い曲を弾いてみたいというチャレンジもあることだと思います。アコースティックピアノの練習用としても、難易度の高い曲を弾く機会があります。
そのとき、61鍵だと「鍵盤がない」ということになり兼ねません。その時に買い替えるのも、考え物なので将来的にはっきりとしたビジョンがあるのであれば、88鍵が間違いなく良いかと考えます。