ピアノって、やっぱりイイですね。就職活動中に趣味のところで“ピアノ”とか書くだけで結構イイ質問が飛んできたのを覚えています。もちろん自慢とか、そんな見せかけの役割だけじゃなく年齢を経ても続けることが出来る、とってもイイ趣味だと思います。自分の記憶は薄れてしまっても、体が覚えているおかげで譜面も無いのに、永遠に弾き続けられる曲がたくさんあるっていう方は私だけじゃなく結構、世の中にいらっしゃるんじゃないかと思います。ヘタをすると、音符や記号の意味どころか読み方すら忘れていても左手、もしくは右手の形の一瞬と、曲の雰囲気を思い出してちょっと手を動かしているうちにドンドンと体が思いだし指が勝手に動いて演奏してくれるのは、とても不思議な体験です。決して物覚えが良くない私ですら、出来てしまうのでどんなかたでもきっと味わうことが出来るんじゃないかと思います。残念ながら、道具がなければ音は出すことができませんがそれでも想像しながら指先だけを動かす事が出来ます。クラシックなんかを聞いたりして、こんな感じだろうかと頭の中で想像して、適当に指を動かすだけでも気分転換になります。どこも出かけられない、とっても忙しい時でも手元に何も無くても出来る、お手軽な気分転換趣味ですよね。気分がのってくれば鼻歌なんかも出ちゃったりして。プレーヤーで一方的に耳から入れるんじゃなく、自分から動き出すって、脳にとても良さそうな気がします。