プロにお願いするメンテナンス(調律編)

先回から始まった「プロにお願いするメンテナンス」ですが、今回は「調律」についてお話をしていきたいと思います。

調律は、やろうと思えば素人でも出来ることですが、下手に触ると素人の自分自身では修復不可能な状態になってしまう危険性も兼ね備えているので、やはりプロ調律師にお願いするのがベストだと思います。
実は調律というものは結構なメンテナンスで、故障かな?と思ったようなことが調律で解消される場合があるのです。例えば、鍵盤を叩く感触が重い、鍵盤の叩いた後の戻りが悪い等は解消される可能性があります。他にも、叩いても音が鳴らない、1回しか鍵盤を叩いていないのに、2回音がなる等も解消されるかもしれません。

ともあれ、ピアノというものは、日を追うごとに正しい音色から少しずつ音がずれていってしまうデリケートな楽器です。ですので、可能であれば、頻繁に調律をすることが望ましいです。
個人個人の好みの問題になってしまいますが、個人的な意見としては最低でも1年に1回は調律しておいた方がいいと思います。可能であれば、半年に1回のペースがベターだと感じます。

さて、調律師の方は当然プロなので、グランドピアノのことは非常に長けている方々です。ですので、調律以外にもピアノについて気になることも聞いてみても何ら問題ないので、遠慮せずに聞くのもメンテナンスの1つかもしれません。