ピアノで後悔しないためにピアノを知る(ピアノの歴史)

今回の記事はピアノの歴史について記載しています。正直な話、ピアノ購入やピアノ査定などには関係のない話ですが、持っていても損はない知識になるため、敢えて記事にさせてもらっています。
ここで記事にする狙いは、ピアノの知識を深めるということです。知識が深ければ深いほど間接的ではありますが、ここで、色々と紹介しているピアノ購入やピアノ査定時に、どうしても専門家の方と会話が発生してきます。
この会話は、交渉する上でお互いの信頼関係を築くと言うことは非常に大切になります。その信頼関係を築くための1つのアイテムとして使えられたらなと思っている次第です。
具体的には、会話の中で、ピアノの歴史を知っていることを匂らせることが出来れば「ピアノのことを知っている」という印象になるため、色々な交渉がしやすい状況になるというわけです。

さて、本題のピアノの歴史についてです。
ピアノの大元となっている楽器は「チェンバロ」と呼ばれる楽器と言われています。そして、1,700年ごろにイタリアのクリストフォリが実際にピアノという楽器を製作しました。
実は、このピアノの大元になったチェンバロという楽器は古典楽器として非常に重要視されており、未だに制作され売られているという、中々珍しい楽器になります。
ピアノの前身と言っても、ピアノのようにハンマーで弦を叩くということはしません。チェンバロは、弦をはじくことによって音を出しているという違いがあります。
従って、チェンバロは、とある国では「ハープシコード」と呼ばれており、弦を手で弾くことによって音を出す、ハープと同様の楽器に分類されています。
具体的には、ツメが付いており鍵盤を叩くと、このツメが弦を弾くという仕組みになっています。ですので、現代のピアノのように、鍵盤を強く叩けば大きな音が出るというような、音の強弱を表現することが出来ません。これもチェンバロとピアノの大きな違いとなります。

さて、ピアノを製作されたクリストフォリですが、最初から、今のグランドピアノのような形をしていたわけではありません。
あくまでも、チェンバロベースのため音域が、まだまだ狭く、さらには今では当たり前のようについているペダルすらなかったのです。
他にも色々と、まだまだ今のピアノと比べると、ほど遠いものになっていますが、このピアノが無ければ今のピアノの存在は無かったため、そう考えると感慨深いものがあります。

ともあれ、こういった歴史を知っているだけで、ピアノというものが少し理解することが出来るかと思います。知っていても損はないので、頭の片隅にでも入れておいて貰えると幸いです。