中古ピアノを購入したさいに、もし質の悪いピアノを購入してしまった場合、どうしたらよいか?をここで紹介していきたいと思います。
細心の注意を払っていても、どうしても「質の悪いピアノ」というのを見抜けなくて購入してしまった場合、程度によりますが、ある程度であれば修正することは可能です。
単純に、ここで紹介してきたメンテナンスをしてみたり、調律をしてみたり、オーバーホールしてみたりと色々と方法があります。
これを丁寧に小まめに根気強く行うことで、質の悪いピアノでも響板が痛んでいなければ、だんだんと質のよいピアノになっていく可能性があります。
さらに紹介したいのは、最近、本ブログでも何度も出てきている「調整」です。調整はプロがやるものなので、素人には出来ない作業ですので、出張して調整をしてくれるピアノの優良店が存在するのでそこにお願いすると良いと思います。
今では、遠方でもわざわざ出張して調整してくれる業者の方も見えるので、インターネット等で探し観るとよいかと思います。
もちろん調整するためにお金はそれなりに支払わないといけません。ですが、さすがプロと思わせるほど改善が見込める場合があります。本来であれば、調整というものは長い時間をかけて行うものですが、1日だけやったとしても全くピアノの質が変わってきます。
恐らく、ユーザーの方にもご都合というものがあるかと思うので、1日や2日ぐらいが調整できる限度かと思います。
それだけでもよいので、是非お願いしてみてください。本当に素晴らしい音色やタッチ感に変化するピアノは多く存在するのも事実です。
ただプロの方が調整したときの話を聞きますと、「やはり1日、2日ではとてもじゃないけど時間が足りない」ということを耳にします。
調整は、調律ほど小まめにやらないでよいので、定期的に調整を少しずつ行っていけばよいかと思います。従って、初回で出来なかった調整を少しずつでよいので根気強く行っていくことが重要になるわけです。
ピアノという楽器は、手を掛ければ手を掛けるほど良い音色になってくれるので、ある意味では「質の悪いピアノ」から「質の良いピアノ」になる過程を見られてお得なのかもしれません。
ともあれ、中古ピアノで「外れくじを引いてしまった」と思っても、このような作業を根気強く行っていけば、復活する可能性は高いと思います。
今、このような悩みを抱えているのであれば、是非、実践してみてください。何年も放置していたピアノが復活するかもしれません。