楽器について日々雑感

楽器。それは人間の入力(足や指を使って)によって音を奏でる物。同じ力で入力すれば同じ音がするはず。しかし同じ楽器でも演者が異なると別の音がするような気がする。これは幻聴なのだろうか?それとも物理的に明確に異なる音の周波数が出ているのだろうか?ピアノでも有名な名器がるが、どれだけ音が物理的に異なるのだろうか?プラシーボ効果ではないが有名なブランドの楽器で演奏しているという事実が聞き手を惑わしているだけなのだろうか?お正月などの特番で聞いただけで名器と市販楽器との違いを判断する番組があるがことごとく失敗しているようだ。本当に良い楽器は本当に良い耳を持っている者にしかわからないのだろうか?だとすれば本当に良い物をわかる耳を授かった人間は大変だ。経済的に恵まれておらず耳だけ良ければ、音楽を聴いて癒されるはずが不快になる事も有り得る・・・。私は幼少のころオルガンスクールに通いました。親は将来ピアノを習わそうとしていた様でした。特に母親はその様な意図を持っていたと聞いている。しかしながら凡庸な耳しか持たず絶対音感なんてゼロ。カラオケに行けば「お前は素晴らしい作曲家だ。歌うたびに曲を作りかえる」と音痴を馬鹿にされる始末だ。もし中途半端に努力して親の期待に応えていたらきっと弾かずのピアノが家に鎮座していた事であろう。人生見切りが大切だと無駄なものが無くシンプルな居間をみて思う今日この頃・・・。