ピアノに限らずですけれど、音楽を本格的にやっているひとの憧れの的になったりすることのある“絶対音感”。…とひとくくりにしてしまいますけど実は、2タイプあるんだそうですね。一つは、ご存じ生まれつき持った才能です。まさに音楽に携わるために、この世に生まれてきたと言ってもいいくらい。確率で言っても、相当レアなんだそうです。知らないうちに使えるようになっている事が多いそうで、これぞ天才ですね。何かの音がするたびに、音階に置き換えて聞こえるとも言われています。そしてもう一つのタイプは、訓練する事で発達するタイプです。これこそ、レッスンに通って習得するために頑張るものですよね。先のタイプから比べると、習得に時間やコツみたいなものが必要なので根気も同様に必要になってくると思います。言ってみれば、こっちは努力型の“秀才”かもしれないですよね。生まれつき才能に恵まれているひとが、まったく羨ましくないと言えばウソになってしまいますけど。それでも、どんな経緯で見につけたとしてもそれが「自分のものに出来たんだ!」って気付いた瞬間って嬉しいですよね。嬉しいなんて言葉では言い尽くせないくらいの、何とも言えない感動があります。その一瞬のためだけに、頑張ってきたわけではないのにいつの間にかそっちが目的の中心になってしまっていたり。夢中な時、必死な時って結構、計算なんて出来なくなっちゃいますよね。でも、それがまたイイんですよね。